2023/1/30 14:09:35
長女との関わり方に悩んでいます。もともと自己主張が強く、気性の起伏…
長女との関わり方に悩んでいます。
もともと自己主張が強く、気性の起伏が激しいタイプですが、ここ最近特に、気に入らないことがあると癇癪を起こしたり、何か声かけをする度にぎゃーぎゃーと泣き喚くのでこちらもイライラしてつい声をあげてしまい悪循環です。
小学生になり、宿題や時間までにしなければいけないこともなかなかできず、毎日対応に困っています。
もう少し見守ったり待ったりする姿勢が大切だと思っていますが、待っているだけだと自分がしたいことだけ次々に手を出して、後始末もせず、結局時間に間に合わず…
何かいい関わり方があればアドバイスいただきたいです。
専門家からの回答
ご相談ありがとうございます. 小児科医の速水です.
状況が分からないところもあるのですが,
小学校に入り, 生活が変わったことがご本人にとって負荷になっていないかな?と思ったりします.
厳しい先生がいたり, 苦手な科目があってつまづいてしまったり, マスクをつけろとしつこく言われたり, 給食が嫌いなのに食べなければいけないetc
いろんな悩み事, 困りごとが出てきます.
ご本人に聞いてみたら何か出てくるかもしれません.
また, 学校の先生にお子さんの学校での生活や気になることはないかを聞いてみるとヒントになることが出てくるかもしれません.
少しでも参考になれば幸いです.
専門家からの回答
ちょこぷちさん、こんばんは。
私は小児外科病棟・保育園で看護師として勤務歴があります。
自分も子育て経験者です。
小学生のお子さんの育児でお悩みですね。
怒るのも疲れますよね。
1年生でしょうか?
低学年は大人が思っているよりもずっと幼いものです。
では、さっそく一緒に考えていきましょう。
まず「宿題など時間までにしなければいけないことが終わらない」件について。
小学1年生では、時間という概念があまり定着していません。
1年生から3年生にかけて時計の授業がありますが、
生活の感覚として時間の概念が身に着くのは小学2~3年生頃になるでしょう。
(個人差があります)
精神発達でいうと7~8歳くらいまでは直感的思考であり、
使用する言葉も「イメージが中心」なのです。
ですので「時間にやらないといけないことがある」事実も
気が付いていないかもしれません。
対策としては、
リビングのお子さんが見える位置に、数字がはっきりわかるアナログ式の時計を置いて下さい。そして普段から一緒に時計を見ながら「8時だから学校に行く時間だね」「3時だからおやつにしよう」などと声をかけ、生活と時間が結びつくように声をかけましょう。時間の読み聞かせのようなものです。
また、一日のスケジュールは、ホワイトボードなどに時間とやることを一覧に書き、帰ってからやることは、お子さんに「ボードを見てね」といいます。
「8時:学校に行く」「2時:帰ったら手を洗ってうがいをする」「3時:おやつ」「3時半:宿題をする」などです。
やるべきことが出来たら花丸をしたり、
お子さんのお気に入りのマグネットをつけてあげてもいいですね。
いつもママが怒らないと何かをしようとしないのは、
お子さんがママの指導を待ってしまっている状態です。
「いわれたら動こう」と思っているのですね。
自分で考えようとする仕組みを作っていきましょう。
ところで、
お子さんを「自己主張が強く、感情の起伏が激しいタイプ」と
とらえているのですね。
子どもの感情の発達は、8歳くらいまでが自己中心的段階です。
またママが「常にイライラしてしまう」とのことですが
常にママがイライラして毎日怒られていたら、自分が常に否定されたように思い、
泣きやすくなるかもしれません。
もちろん、
子育てでは叱ったり怒ったりする場面はあって当然です。
しかし、その一方で
お子さんにわかるようには愛情表現をしてあげてほしいな……と思います。
たとえば「今日は学校でどんなことがあったの?」
「友達と遊んで何が楽しかったの?」
などゆっくり会話を聴く時間を持つだけでも違うでしょう。
長女さんとのことですが、他にもお子さんがいらっしゃいますか?
複数の子育ては本当に大変ですよね。
それでも、長女さんに
「私だけを見ている時間がある」
と感じてもらえるかかわりをすると、
反応は違ってくるかなと思います。
この回答が少しでもお役に立てば幸いです。