授乳についてです。約5年前に1人目を出産したときは母乳とミルク混合…
授乳についてです。約5年前に1人目を出産したときは母乳とミルク混合で育てました。そのときには、母乳は一歳二ヶ月くらいまであげていました。
今回も混合にしようと思っていたのですが、現在生後4ヶ月で、母乳をほとんど飲んでくれなくなりました。おっぱいをくわえて一分もたたないうちに泣き出します。これまでも母乳のときに不満ありげに声をだしたりすぐに口を離したり泣いたりというのはあったのですが、黙って吸い続けてくれるときもありました。最近は毎回泣かれます。それまで泣いていなかったのにおっぱいをくわえてすこし経つと泣き出します。いよいよ母乳が嫌いになってきたのかなと思います。
離乳食がはじまるころまでは母乳を少しずつでも飲んでくれたら…と思っていたので、数ヶ月の誤差ではありますがここでやめるのもなんとなく忍びないというか、なかなか決心できません。
先日産後はじめての生理がはじまり、その日以降、前にも増して母乳を嫌がっているように感じます。
生後1ヶ月ごろから今日まで、夜は一晩中寝てくれるので無理に起こしたりはせず私も寝ています。それによりどんどん分泌も落ちていると思うのでこれが自然な流れだとは思うのですが、どうにもふんぎりがつきません。かといって、授乳となると上の子がかまってほしそうにあれこれ言ってきたりもしますし、外出先でもミルクの方が場所を選ばないので楽で、ミルクのみにしたほうがなにかと日々の負担は減る気がしています。(経済的なことは置いておいて)
上の子はおっぱいを飲むことで泣いているのが落ち着くことが多く、おっぱいが精神的な安定にもつながっている感じがありました。あまりに泣くので、ご飯を食べながらおっぱいをあげたりもしていました。寝かしつけもおっぱいで、添い乳もよくしていました。
しかし、今回の第二子はおっぱいで落ち着くというような感じはなく、そもそも上の子よりも泣かないというのもありますが、泣き止ませるときは話しかけたり抱っこで目線をかえてあげたりが一番効果的です。添い乳もしたことがありません。あれこれするよりも、置いておいたほうが寝る感じさえあります。
このように考えているとますますおっぱいはもういいのかな…とは思うのですが、免疫のことが気になるのと、母乳をやめることにより私の母親としての存在価値が薄れるような気がしてなんとなく辛いです。そう思うのも私のエゴだし、やめるのもエゴ、続けることで授乳のたびに泣かせるのもエゴで、どのみち辛いです。授乳前後などに毎回搾乳をするような精神的および時間的余裕も正直ありません。
反抗期と赤ちゃん返りが重なっているような様子でなかなか難しい状況である上の子に手がかかって、あまり下の子を見れてないような気もしていますし…
ミルクはよく飲むので体重の増えには問題ありません。
勝手にしたら?という話かとは思いますが、アドバイスいただけたら嬉しいです。
専門家からの回答
ご相談ありがとうございます. 小児科医の速水です.
ご相談ありがとうございます。回答が遅くなりましたが、何か一つでも参考になればと思います。
同じように飲んでいるように見えますが、直接おっぱいから飲むのと、哺乳瓶から飲むのでは、赤ちゃんの舌の使い方が違います。
哺乳瓶から飲むことに慣れてしまい、直母で上手く飲めずに混乱してしまうのかもしれません。
お母さん自身も、母乳にこだわることがご自身にとっても、赤ちゃんにとっても辛い状況になっていることを理解されていることも感じます。
同じきょうだいであっても、お子さんの性質・好みは違うのでしょうね。
文章を読んでいると、母乳をあげなかったとしても、お母さんは話しかけたり、抱っこをしたりしてあげていて、十分、お母さんとしての機能を果たされているように思います。
僕は小児科医で、子どもと家族の心について診療を行っていますが、
こんな言葉があります。
“親は自分を使って、子どもを満たさなければいけない。“
自分という言葉の中には、目を合わせること、表情を使うこと、抱っこすること、声をかけること、手を繋ぐこと、もちろんおっぱいを上げることもあります。
いろんな方法で満たす必要がありますし、はるかさんはすでにそれをなさっていることを感じます。
少しでも参考になりましたら幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
「母乳をやめると母親としての存在価値が薄れる」というのは、私自身も自分の第一子の時に大変強く感じていて、その件で結構泣いた記憶があります。子供が成長して何か親の手が離れるたびに、親としてはうれしい面もありますが、自分への依存が減り、距離が離れるようで寂しい面もありますね。
相談者様も第一子様の育児でお分かりと思いますが、母親にできることは授乳以外にも山ほどあります。授乳も妊娠出産もしない父親だって親なんです。母乳を一滴も与えなくても母親は母親です。子供が20歳になった時、子供を母乳で育てたのかミルクだったのか、いつまで母乳を与えたかなどが、重要なことだったと感じられる方は少ないと思います。
子供というのは親の思い通りにはいかないものであり、思い通りにいかない子供の成長を、信じて耐えて待つ、ということが、育児という名の修行だなと思います。
エゴといえば子供を産んだこと自体もエゴでありますが、我々自身も親のエゴで生まれた、その親もさらにその親のエゴで生まれた・・・と考えていくと、生き物として子供を産みたいと思うのは当然のことであり、「自分のせいで子供が不利益をこうむっている」と考えすぎる必要はないと思います。しかし私自身も何かにつけて自分の子供には「私ではなくもっと優れた人(誰?)が育児していたらもっとうまくいっていたのでは」と思うことは多いです。これは母親の本能なのかもしれませんし、愛情なのかもしれません。親が子のためにあれこれ考え行動することすべてが、愛情であり愛着であると思います。
母親の乳房から直接母乳を飲むのが好きな子もいれば、哺乳瓶が好きな子、ミルクの味が好きな子、いろいろいます。そしてその子が一体何が気に入らなくて乳房もしくは哺乳瓶を拒否するのかという理由は分からないことがほとんどです。口とのフィット感が気に入らないのか、姿勢なのか、味なのか、温度なのか、出る勢いなのか・・・
免疫という意味で言うと、確かに生後6か月ぐらいまでは母乳中に抗体が含まれていると言われておりますが、何ミリリットル与えなければ免疫的に意味がないというようなことはないので、4か月の時点まで授乳されていたのなら、今からあと2か月頑張ってどれだけ差が出るかというと、おそらく大して変わらないと思います。。
夜間授乳をしないと分泌量は減る傾向があり、夜に一回、哺乳瓶には取らなくても、軽く搾乳して乳房を刺激しておくことで授乳量を減らさないようにしていただく場合もあります。乳輪周囲をつまんで胸板に押し付けるようにします。母乳パッドで受けておけば寝たままでもできます。ただいくら助産師などがマッサージなどをしても、出ない場合もあります。
私が相談者様の立場であれば、まあとりあえず一回は乳房から飲ませてみて、泣いたら、「はいはい私は母親として母乳を与えようという努力はしました、拒否したのはあなたですからあなたの判断を尊重します、ということでミルクをどうぞ」と与えておくと思います。「免疫とかは、4か月まで母乳を与えたのだから責任は果たしたし、拒否したのはあなただからね、それ以上どうしようもないもん」ということです。赤ちゃんが成長して小学生ぐらいになって会話ができるようになったら、「こんなことがあって大変だったのよ」「ふーんそうなんだ」などと思い出やエピソードの一つとして話せる日が来ると思います。