2019/7/10 12:30:49
3歳の娘について相談です。食事やお絵かきなど、自分の手を使ってする…
3歳の娘について相談です。
食事やお絵かきなど、自分の手を使ってする作業が
だいたいできるようになってきたのですが、
左手を多く使っているように思います。
私個人としては、本人の使いやすいようで良いのかなとは思いますが、ハサミを使うようになったり
文字を本格的に書くようになった事を想定すると
右手を使うように直していくべきなのでしょうか?
専門家のご意見と、的確なアドバイスを頂きたく、
相談させていただきました。
どうぞ宜しくお願い致します。
専門家からの回答
はじめまして、中村恵と申します。
日々の子育て、お疲れ様です。
お子さまの手先も器用になってきて、これから色んなことが楽しくなって行く時期ですね。
お子さまが左利きかもしれないが治してあげるべきか、見守るべきか…悩んでしまいますよね。
左利きのデメリットとして大きいのは、[少数派]になる為に、世の中の多くの仕組みが、人口の約90%である右利き向けに作られている事で、左利きの人には多くの不便な点が出てきてしまう事かと思います。
主に以下のことがよく挙げられます。
●習字、横書きの文字(手が汚れやすい)
●駅の改札
●ハサミ・缶切り
●自動販売機のボタン
●エレベーターのボタン
●ドアノブ
●ギターなど一部の楽器
・・・などなど。
右利きであれば、ほとんど意識しないことばかりですね。
私の夫が左利きなので、これらの事は良く聞きます。
一昔前までは、世界的にも「左利きは矯正した方がよい」という考え方が多かったそうです。夫はその時代を生きてきていたので不便な思いもしていたようですが…。
今は、左利きは生まれつきであり、「頑張れば変えられる」というものではないことがはっきりしているそうです。
なので、強引な矯正のやり方によって、子ども心にできない事に対する苛立ちや自分だけ人と違うのかもなどという不安感や、出来ないからと言って親に嫌われてしまうかもしれないなどという不安もでてきてしまったり、直そうとしても上手くいかない事に心理的・肉体的負担にも問題があるようです。
今は、左利き用のハサミ等の道具も、ネット通販などで簡単に探せて購入できるようになりました。利き手ではないために上手くできないことがあると、「自分は不器用なんだ」と思い込んでコンプレックスになってしまう可能性もあります。無理をさせずに、利き手に合わせたものを用意してあげるのもよいでしょう。
子どもさんの自信に繋がって、のびのびと生活させてあげれるといいですね。
まだ3歳ですので、利き手が決まっていない可能性もあるかと思いますので、ハサミやペンなどは何度か右でも使わせてみて見守り、子どもが自然に左手に持ち替えて使うようであればやりやすいように見守ってあげるのもいいかもしれません。
直そうという意識ではなく、こっちで使ってみたら使いやすくないかな?という感じで何度か試してみて左利きかどうか見極めてあげてください。
だいたい、3〜4歳頃に利き手がどちらかわかると言われているそうですので。
左利きについては人それぞれに考えを持っていらっしゃると思いますので、これも1つの意見として参考になれば幸いです。
専門家からの回答
はじめまして 西と申します。
職業は保育士をしております。
娘さんは左手の方が使いやすいのですね。わたし個人の意見ですが、今は昔ほど左利きの子は珍しくはありません。今まで担任をしていた中でもクラスに1、2人はいる印象です。多い時はもう少しでしょうか。
保育士として気をつけていたのは、
・左利き用のハサミを用意してあげること
・製作や食事の時に、右利きの子と手がぶつからないよう座る場所を考慮してあげること(左端に座わらせてあげる)
でした。
右手に矯正するかどうかはご家庭の判断ですが、左手のままでも保護者や先生が少し気配りしてあげれば、日常的にとても困るということはなく過ごせると思います。