2019/8/6 00:10:19
もうすぐ5歳ですがおねしょが治りません。しなくなる方法はありますか?
4歳11ヶ月の男の子です。
昼のオムツは3歳3ヶ月で完全に外れましたが、夜は未だにおねしょしてしまう日があります。毎日ではないですが…。おねしょ専用パットをパンツに付けて寝ても、量が多いのか布団まで濡れてしまい、母親の私もストレスと焦りがあります。どうしたらおねしょしなくなるでしょうか。
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4歳11ヶ月の男の子です。
昼のオムツは3歳3ヶ月で完全に外れましたが、夜は未だにおねしょしてしまう日があります。毎日ではないですが…。おねしょ専用パットをパンツに付けて寝ても、量が多いのか布団まで濡れてしまい、母親の私もストレスと焦りがあります。どうしたらおねしょしなくなるでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、中村恵と申します。
日々の子育てお疲れ様です。
私の息子もみらいさんのお子さまと同じ4歳です(今ちょうど4歳10ヶ月)ので月齢もとても近いですね。
私の息子も夜間のおねしょがあります。
出ていない日ももちろんありますが、出てしまっている日もあります。
親としては焦ってしまいますよね?お気持ちよくわかります。
しかし、夜間のおねしょに関しては他の先生がおっしゃられているように身体の機能の発達も影響しているので、焦る必要はないと思います。
夜間に尿が出にくくなるのは、睡眠中に分泌される抗利尿ホルモンの作用によって尿の量が減るからだそうです。また、自律神経も働いて、夜間のほうが尿を膀胱(ぼうこう)にためられるようなるそうです。この2つの働きで睡眠中はおしっこが出にくくなるそうです。
小さなお子さまの場合は、この抗利尿ホルモンと自律神経の機能がまだうまく働かないことがありますので、昼のおむつはずしは終わっていても、夜だけはおねしょをしてしまうお子さまは結構いるらしいです。
抗利尿ホルモンと自律神経は、成長するにつれてしっかり機能するようになり、おねしょも徐々に減っていくそうなので焦らずお子さまの成長のペースで見守ってあげるのがいいかと思います。
私の息子の場合オムツはもう嫌だと言って履いてくれないので、対策として布団のシーツを息子の寝る場所だけおねしょパッドにする事と、履くおねしょシーツ(スカートのようなもの)を併用しています。
履くおねしょシーツは今の時期暑く感じるかもしれませんが上に着る寝具やエアコンで調節しながら息子も私たちも快適に寝れるように工夫をしています。
寝る前にあまり水分を取らせすぎない事や正しい生活習慣もとても大切ですので焦りや無理のないように生活しながら見守ってあげてくださいね。
さまざまな意見の中の一つとして参考にしていただければ幸いです。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●まず、夜のおもらしについては、自然と体の成長を待つしかない部分が大きいです。昼のトイレトレーニングのようにはいきません。
ホルモン(尿を出さないように留めておく)、膀胱の大きさ、自律神経(尿がたまると眠りが浅くなる)、これらがすべて成長しないといけません。
これは意図的なトレーニングで成長を促進できるものではなく、体の成長に伴って、自然とできてくるものです。
夜中にトイレに起こすことも、意味がありませんし、睡眠の質を必ず下げるのでよくないです。
5歳ころには、およそ90%近くが、夜もおもらししなくなるとは言われていますが、個人差は大きいです。
5歳でも10人に2人は、夜のおむつがはずれないお子さんもいます。
●お気持ちもわかりますが、お子様はまだ4歳台、それも夜のおもらしも毎日ではないということ、これはごくごく正常な過程です。
●では何もなす術がないかというと、夜もらす量が少しでも減るような工夫は、生活習慣でできます。
日中にしっかり水分をとり、夕方以後に水分を多く取りすぎない。寝る前に必ずトイレに行く。
便秘の改善もとても大事です。
便がたまってお腹が張り、膀胱が圧迫されていると、排尿機能の成長に影響が出ます。
ちなにヨーグルトもふくめ、医学的に、便秘に絶対効果がある食事というのはなく、頑固な便秘を食事だけでどうにかするのは難しいです。
もしお子さんが便秘があるかも、と思われたら、必要に応じてきちんと便秘薬を飲む必要があります。
●何より大切なのは、子どものプライドを傷つけないことです。親御さんの焦りや怒りは、必ずお子さんにも伝わります。
夜寝る前にトイレに行くなど、守るべき生活習慣を守れていたら、それについてきちんと褒めてあげてください。
今日はもうつかれた、シーツを汚されたくない・洗濯したくないというときは、ムリにパッドでねばらなくても、オムツにしてください。
夜のトイトレは体の成長の問題なので、こうしたことで、夜のオムツがはずれにくくなる…ということは医学的にも証明されていません。
お母様のご負担や、親子ともどものメンタルのほうが大切なので、お互いに心身ともに負担のない方法をとりいれていくことも大事なトレーニングです。
少しでもお力になれれば幸いです。