イヤイヤ期に余裕を持って対処出来ない自分は親失格なのでしょうか?
【イヤイヤ期に余裕を持って対処出来ない自分は親失格なのでしょうか?】
今、私は子供が2人いる父親です。
子供はどちらも男の子で上は3歳になったばかり下の子は最近生まれて生後2ヶ月です。
上の子が1年ほど前からいわゆる「イヤイヤ期」に突入しており、毎日それこそ「いやー!」と叫んでいます。
「イヤイヤ期は成長に必要なもの」「自己主張の成長の為に必要な過程」
そういった事はWEBや本で調べて知識としては知っています。
しかし、正直な感想は「一体いつまでこれが続くんだ…」と思ってしまっている自分がいることです。
例えば、土日は妻を休ませるために息子を連れて子供の多いスポットに遊びに出かけるのですが、最初の内は機嫌よく遊んでいても「移動するよー」や「帰るよー」などと言うと周りがビックリするぐらいの声で「いやー!!!!」と大声で叫びます。
絶叫と言うか悲鳴レベルで、息子よりも小さい子達も居ますが、そういった子達をじっと見ていても、大人しく遊んでいるだけで息子のように癇癪を起こして叫んでいる子なんて居ません。
比べるのがダメというのはもちろん分かっているのですが、おもちゃや遊ぶスポットなども周りに友達に譲らず自分だけで独占しようとして、「ちゃんと順番で交代で遊ばないとダメだよ」と言うとまた「いやー!!!!」と悲鳴というか絶叫というか大音量の声で息子は叫びます。
甘やかしてるつもりはないし、協力するように普段から教え込んでいるつもりなのですが、なぜ息子はここまで癇癪を起こすのか本当に悩んでいます。
これが息子特有の性質なのか、それともイヤイヤ期で一時的なものでいつか終わるものなのかが分からないのです。
家にいる時も息子は同じような感じで癇癪を起こすので、仕事が終わってからの家に帰る足取りはすごい重いです。
正直今は平日よりも土日のほうが辛い日々です。
「子供が生まれたら、そういう事もあるから我慢しろ」が正解だとは思うんです。
ただ実際的にイヤイヤ期がずっと続いていて、いつになったら終わるのか。本当に終わるのか?と考えて、家に帰る足取りも重く、早く家に帰って嫁の負担を減らす為に子供の相手をしなければいけないのですが耳元で絶叫されることも多くすごいストレスです。
イヤイヤ期に対応する為には、父親としてどういった対応をする事がベストなのでしょうか?
良い父親になるためにはやはりここは耐えるべきなのでしょうか?
専門家からの回答
はじめまして、中村恵と申します。
日々のお仕事、帰ってからの子育て、お疲れ様です。
お子さまのイヤイヤ期、大変ですよね。
イヤイヤ期についてもご自分でいろいろとお調べになったり、対処をお考えになったりと素晴らしいです。
とてもステキなお父さんだと思いますし、奥さまも心強く感じていらっしゃるのではないかと思います。
イヤイヤ期にうんざりされたり、余裕が持てないからといって親失格なんて事はないと思います。ちゃんとお子さまと向き合っているからこそのお悩みだと思います。
お調べならすでにご存知かと思いますが、イヤイヤ期には「脳の発達」が関係しているそうです。
発達により個人差はありますが徐々に治っていくと思いますので、永遠に続くわけでもなく、一時的な辛抱です。
3歳を過ぎた頃から徐々に前頭前野の機能が発達してきて「自分がこうしたい」という感情をコントロールすることができるようになりますから、それまでの辛抱ですよ。
子どもさんによっては個人差があるので長い短いはあるかと思いますが、イヤイヤに対して怒るなどの事がないように、上手くお子さまのイヤイヤを交わしてあげてくださいね。
イヤイヤに対する代替え案を提案したりお子さまの気をそらしてその隙を狙ったり…
大変だと思いますが子どもも子どもなりに思いがあるのでそれを上手く聞き出して一緒に行動してあげてもいいかもしれません。
例えば、「移動するよー」「帰るよー」
などの「嫌ー!」に対しても「嫌なんだね、じゃああと何回〇〇したら帰れる?」
帰る事が嫌だという事にまずは共感した上で、お子さまと一緒に帰る前に「これをしたら、あれをしたら、何回したら、帰ろうね」などとお約束してから少し遊びを続けられるようにして、そのお約束が終わったらもう一度声をかけてみます。
もちろん、そこでまた「嫌ー!」と同じ事を繰り返してしまうかもしれないですし、そこで意外にもあっさり納得してくれるかもしれません。「嫌ー!」となってしまっても諦めずに「嫌なんだね、じゃあ、最後にもう一回だけ〇〇したら帰れる?」などと話し合ってまた様子を見るを繰り返し、お子さまの帰りたくないに共感しつつ、帰りたくないお子さまの気持ちと帰りたい親の気持ちを少しずつ歩み寄らせ、上手く折り合いがつくように心がけてあげてください。子どもがゴネるのには子どもなりの理由がありますので、共感、寄り添う事で「お父さんがわかってくれる」と感じる事ができると子どもなりに「じゃあ、こうしよう」などと考えてくれるようになってくると思いますので、大変だと思います、しんどいと思いますがお子さまの気持ちと親の気持ちが上手く折り合いつけれるように歩み寄る接し方を心がけてあげてください。
また、それだけではもちろん上手く行かない場合もあります。そのような場合は気が上手くそれるように代替え案などを提案してあげるとお子さまの気持ちの切り替えぎ上手くいくこともあります。
例えば、「疲れただろうからスーパーでお菓子とジュース買って帰ろうか」「お母さんに内緒でアイス食べちゃおうか?」などとお子さまの[遊びたい]から上手く気をそらして誘導するのも手です。
イヤイヤ期、大変でしょうが上手くお子さまの気持ちに寄り添いつつ、気をそらしつつ、あまり自分を追い込まないようにしながらあの手、この手で乗り切れますように。応援しています。
さまざまな意見がある中の一つとして参考になれば幸いです。