2019/9/17 10:07:03
発達障害疑いの娘が可愛いと思えません。怒鳴ってしまう自分も嫌です。
3歳の時に発達障害ぢゃないかと検診の時に保健師から言われ病院等にかかり検査したものの病院はつけれないから様子を見て行きましょうと言われました。半年に1回通って居ましまが、引っ越しで通えず新しい保育園の面談の時に病院等紹介してもらい検査するのに2年待ち状態でいます。それまでSTや事業所に通った方がいいと病院で言われたので手続きしている最中です。
発達障害疑い理由
落ち着きがなく、説明などの長文になると聞き取れなくなる、集中力がない。
家でとにかく落ち着きがなく、ご飯もしっかり食べてくれず(食べ終わるのに2~3時間)言うとこも聞いてくれず、保育園に行く準備(着替え、歯磨き、ご飯等)もやるまでに30分程かかります。
外に遊びに連れて行けば、他所の子のオモチャで勝手に遊んだり、わざわざブランコに乗ってる子の目の前を通ったり、鉄棒をやってる子の目の前に居たり、いつケガするかケガさせるか気が気でないため遊ばせれません。
一言注意すれば嫌だと言うか黙るかどっちかでイライラしかしません。
周りに頼れる人も居らずシングルで頑張ってきました。どうしてもこの子を可愛いとも思えません。かと言って手放したくもないです。
毎日毎日、イライラし、怒鳴ってる自分も嫌です。
毎日怒鳴ってるのでいつ児相が来てもおかしくない状況だなと思っています。
私はどうしたらいんでしょうか?
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専門家からの回答
はじめまして。
言語聴覚士の中井と申します。
おひとりでの子育てというだけでも時間もない、気持ちの余裕もないでいっぱいいっぱいですよね。
さらに発達障害が疑われているお子様という事で、お母様の大変さは計り知れないと思います。
療育機関の利用は開始されたでしょうか。
お子様の出来る事が増えたり、こう工夫すれば出来るという事がわかると、生活もしやすくなるかと思います。
今お母様は頑張りすぎて疲れてしまっていると思いますので、お子様と離れる時間を出来るだけ作ってほしいと思います。
保育園の一時預かりや、ファミリーサポート等利用してみてはいかがでしょうか。
児童相談所もちからになってくれる機関です。是非利用してみてください。
まずはこれまでお子様をおひとりで健康に育ててこられたご自分を褒めてあげてください。そしてこれからはご自分がどうしたら楽に過ごせるかを考えていきましょう。ひとりで子育てを頑張らなくてはと考えず、たくさんの人と一緒に育てていきましょう。
ひとつ今日からやってみていただきたい事は、お母様がイライラして怒鳴ってしまいそうな時、お子様と別の空間に移動する事です。そして気持ちが落ち着くのを待ちましょう。常にお子様の行動に対応しなくても良いのです。
お子様が良い行動をしている時だけ褒めて対応し、命に関わる事以外の不適切な行動には対応するのはやめましょう。
また、落ち着きのなさがあるようですが、医療機関を受診し、必要があると医師が判断すれば、投薬でコントロールする事が出来ます。クリニック等も受診してみてはいかがでしょうか。
お母様とお子様の生活が少しでも落ち着く事を願っております。お身体に気を付けてください。
専門家からの回答
やーさーさんこんにちは、ご相談ありがとうございます。
現在お子様は何歳でしょうか、確かに育てるのが大変なお子様ではあると思います。お一人で毎日お世話されているお母さんの疲れ、途切れることのない緊張感も大変なものだと思います。毎日これだけ頑張っておられても報われないと感じたら、気持ちの余裕もなくなり、かわいいと思う余裕も少なくなるでしょうが、それでも手放したくないとおっしゃるのは深い愛情があってのことだと思います。お母さんの愛は、お子様にも伝わっていると思います。
児童相談所が来ることを恐れておられるようですが、児童相談所は警察ではなく、虐待していないか見張っていて虐待があれば子供を連れ去り親を罰する・・・というようなことを目的としているわけではなくて、親の味方になり、親子が幸せに健康に過ごせるようにするために存在している機関です。こちらから児童相談所を利用されるということも考えられてはどうかと思います。まさしくこういう時のために児童相談所は存在しています。お近くの児童相談所に電話されてみてはいかがかと思います。担当者がついてくれるはずです。
こちらから相談し、状況を説明した実績があれば、たとえ近隣から虐待疑いの通報があっても、いきなり連れ去るなど強硬手段に出ることは考えにくくなります。検査が二年待ちということですが、発達についての検査や判定の一部は、児童相談所でも受けることができます。今つらいのに、2年待ちというのは、お子様の成長の速度を考えても待てる時間ではないと思います。例えばどこの小学校に行くかという段階になると、その相談のためにはしかるべき時期までに、評価を受ける必要があり、2年待ちなどとは言っていられないはずです。
「他所の子のオモチャで勝手に遊んだり、わざわざブランコに乗ってる子の目の前を通ったり、鉄棒をやってる子の目の前に居たり」という行動は、もしかすると我々よりも視野の狭い世界というか見え方が違う世界に住んでいて、他人が見えていないのではないかという印象を受けました。目玉の問題ということもありますが、目玉に問題がなく視力はよくても、目の動きがぎこちないとか、脳が意識を向けられていないということもあります。ものを見る、注意を払うといったようなビジョントレーニングなどを行うことも考えられるかもしれません。ビジョントレーニングの本は、書店に売っておりご自宅でできるような内容もあります。家庭の医学・育児・家庭教育などのコーナーや、発達に特徴のある子供を教育する教師用の本として教育コーナーなどにあることもあります。
これ以外にも、療育の方法などについて書かれた本は多数あります。
発達に特徴のある子供には、「きちんとしなさい」「早くしなさい」「支度しなさい」といった、我々ならそれでわかるような指示が、抽象的で分かりにくいことがあるとも言われています。
「きちんとしなさい」ではなく「ここでは走らず、ママと同じぐらい静かに歩く」とやって見せる。電車の中なら「次の駅までお口チャック、しゃべるときは音量1のこれぐらい(ささやき声で話してみせる)」など。
「早くしなさい」ではなく「時計の針がここに来るまでにする」「このタイマーが鳴るまでにこれをやる」などと言い、時計の絵を見せて、何時に何をするといった予定表を作る。
「保育園の支度しなさい」ではなく、「ハンカチ」「帽子」「水筒」「連絡帳」など準備物の絵を書いたマグネットをホワイトボードに貼り、「トイレ」「朝ごはん」「はみがき」「きがえ」などやることもマグネットにし、一つ出来たら裏返すなどして、具体的に何をどういう順番でするのか見せる。
公園などでのルールについては、具体的に何がダメで、何が良くて、その理由は何なのか、一つずつOK例とNG例のイラストを並べて見せるなどして説明する。我々が常識として知っているようなことも、具体的に何が良くて何が悪くて理由は何かを見せないと分からないことがあります。こういった訓練をソーシャルスキルトレーニングなどと呼ぶこともあります。カード式の教材なども売られています。
いきなりできないことをやらせようとするのではなく、今できることから一つずつ小さいステップで目標に向かえるようにするということが必要かもしれません。例えば長文を聞き取れないなら、やるべきことを複数ステップに分け、一つずつ、明快な文で指示し、一つできたら次、という風にする。これは保育士などの協力も必要になります。分からないことを一気に言われるとますます集中しにくくなり、自分に自信も持ちにくくなります。「早く給食を食べて、食器を片付けて、手を洗って、歯を磨いて、トイレに行って」というのではなく、今すべきことだけを言ってそれを繰り返すということです。
長くなりますが、私が思ったこととしては、
・ご自身から児童相談所に連絡されてどういう支援が受けられるかご相談されること
・市販されている発達障害や療育についての本を手に入れ、できる内容があれば行い、お子様が今できることから無理なくできることを増やしていけるような環境を作っていくこと
です。
子供の支援ばかりに目が行きますが、お母様も育児やお仕事で大変お疲れだと思いますので、保育園など周囲の手を借りて、何とか疲れを貯めずにやっていけるようになるとよいと思います。