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生後10ヶ月男の子の喃語と真似っこについて 生後10ヶ月(もう少…

ぴぴまる
ぴぴまる / 28歳 / 女性 / 会社員 / 既婚 /

生後10ヶ月男の子の喃語と真似っこについて

生後10ヶ月(もう少しで11ヶ月)の息子がいます。 生後10ヶ月というと「まんまん」や「ばばば」などの喃語を話したり、パチパチやバイバイなどの真似っこが出来るようになってくる時期だと思いますが息子は喃語も話さず真似っこも一切しません。

「キャー」や「あー」など唇をあまり使わない言葉はよく発していたり、笑顔が多く表情は豊かなのですが唇を使うような言葉は発しません。

真似っこに関してもよくパチパチ、バイバイをして見せますが一向に自分でやろうとしません。
(どこで覚えたのかイヤイヤのみ出来ます。)

個人差があるのは重々承知していますがどうしても心配になってしまいます。。

もう少しで11ヶ月という時期にこのような発達段階だとやはり遅れているのでしょうか?

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    専門家からの回答

  1. jigokushoujoennmaai 藤原芳子 2024-03-12 14:48:21
    • 医師

    こんにちは。

    赤ちゃんが言葉を発するようになるまでには、「耳が(ある程度)聞こえている」「周囲から言葉を話しかけられる環境がある」「言葉を理解する能力がある」「言葉を発しようという動機がある」といった条件がそろう必要があります。

    乳幼児健診で、どの時期に何をチェックするという項目があるのですが、「10~11か月で喃語を言うか?」ということは必須のチェック項目ではなく、言葉の発達については、1歳半の時点で意味のある単語を言わない、3歳の時点で二語文がない、ということが、遅れがあるかどうかの一つの目安になります。1歳半で意味のある言葉を言っていなくても、言葉の理解が良好で、耳の聞こえにも問題がなさそうであれば、2歳ごろまで待つこともあります。

    後ろで音がして振り返るか?音に反応するか?親の声の調子が怒っている感じかどうかに反応して行動を変えるか?(例えば怖い声でダメ!と言ったらびっくりして手を引っ込めるなど)といったところに不安があれば、耳鼻科受診が必要になります。

    周囲への関心がなく、親や周囲を観察する様子がない、といった場合には小児科・保健所の保健師(乳幼児健診の担当部署)などにご相談が考えられます。

    それ以外については、喃語を発しないからそれだけで異常と言えるわけではなく、またバイバイなど真似をしないといってそれだけで異常と言えるわけでもないと思います。

    しかし専門家の冷静な視点からの意見を聞く、今後お子さんとご家族にとって何か成長を助け楽にするような手立てがないかということを模索するという意味で、かかりつけの小児科、保健所の保健師、児童館や児童相談所の発達相談などにご相談されるのは良いことだと思います。自治体によっては1歳半健診まで待たずに12か月健診などがある場合もあり、そういった場でご相談もよいかと思います。

    パチパチとかバイバイは子供の手を操って一緒にやってもいいと思います。例えばお母さんが抱っこしてお子さんの手を取って、家を出る家族とか、その場を離れようとしている人に向かって一緒にバイバイをする。相手がバイバイを返す。そういう体験を繰り返す中で、この手を振る行動がどういう意味があるのか、やると褒めてもらえるのだと理解していくと思います。

    いないいないばあも、この時期から楽しめる遊びとされています。

    世の中には、「3歳まで一切発語がなかったが、その後追いついて普通に暮らしている」というような方もおられます。お子様に現時点で何らかの遅れが絶対にないのかと言われると、実際に拝見していない私が言えないのはもちろん、実際に拝見しても、個性の範囲内なのか遅れがあるのかは判断が難しい場合もあります。多くの場合は「成長を待ちましょう」というあいまいな返答になります。今後さらに遅れが目立ってくることもありえるかもしれませんし、あっけなく数カ月後には追い付くのかもしれません。発達障害や知的障害という言葉がよく言われますが「ここからが正常、ここからが障害」と明確に線引きができるものではありません。

    私自身の一人目の子供も、大変発達が遅く、首すわり・おすわり・はいはいといったことすべてが遅く、言葉も1歳6か月まで一言もしゃべらず、ものごとを教えても理解が遅かったです。指差し、積み木積み、色を言う、といった健診で聞かれるようなことができませんでした。1歳半健診の前に、犬を書いた絵カードとバナナを書いた絵カードを見せ、「わんわんどっち?」と指差しの練習を必死でやったのを覚えています。バナナと犬のカードだけボロボロになっています。逆さバイバイ、クレーン現象、偏食、転びやすい、こだわり、新しい環境になじめない、全部やっていました。乳幼児健診は毎回何度も何度も再検査で、おまけにもらえる絵本を全種類コンプリートしてしまいました。ほかの子が次々できて健診をパスしていくのを見て、健診の帰りに、情けなくて泣きました。大きい子供がいる先輩ママには、「1歳半健診で何ができて何ができてないかなんて、そんな気にしなくていいよ」と言われましたが、その時の私には重大事で、パスできるかどうかが試験というか、自分と子供の将来を決めることのように思えました。1歳半健診でひっかかった子を集めた療育教室にも通いました。児童相談所にも発達検査に行きました。しかしその後徐々にいろいろできるようになり、8歳の今は元気に楽しく小学校に行き、ぺらぺらしゃべり、利発なほうだと思います。私も4歳まではこの子は相当苦労するだろうな、同じ年齢の下位1割ぐらいだろうと思っていたのですが、急激に成長してきて、拍子抜けした感じもあります。こういう子をスロースターターと言ったりするようです。同じ家系にスロースターターが多く、親も子も兄弟も何となく遅いということがあるようで、何らかの神経系の発達の傾向があるのかもしれませんが、どういう遺伝子が関係しているなどはまだわかっていません。

    ちなみに私はもう一人、下の子がいるのですが、この子は上記のような発達は全て順調で、健診も全部1回でパスしました。ただ、どうしても色の名前が覚えられない、ひらがなが読めない、自分の興味がないことは一切受け付けない、人の話を聞かない、じっとしていられない、などがあり、3歳過ぎてから遅れというか性格が出てきて、小学生になりましたがどうしても宿題をやろうとしないなど苦労しています。同じ親から生まれたきょうだいですが、個性はあるのだなと思います。

    相談者様のお子様の今後がどうなるかは分かりません。いろんな「これは普通?遅れている?」が出てくるかもしれません。ただ、子供は電化製品と違い、たとえ初期不良であっても返品などできません、つきあっていくしかないし、こういう子なんだと覚悟することで、私自身は少し楽になったと思います。

    もし万が一、体や発達など何らかの面で、今後何かの問題がお子さんで見られ病名などがついたとしても、「遅れている子なんだ」「ダメな子なんだ」とレッテルを貼るためではなく、療育や医療などのサービスを受けやすくするための暫定的な呼び名だと考えて頂いたほうがいいと思います。

    お子さんの現状を確認するという意味でも、お母さんの不安な気持ちや重責を少しでも軽くするという意味でも、発達相談に行かれるのは意味があることだと思います。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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