2019/5/23 21:33:23
甲状腺疾患(橋本病)、高プロラクチンはどの程度妊娠に影響しますか?
現在、1年程不妊治療を受けています。
最初に甲状腺疾患(橋本病)、高プロラクチンが見つかり、飲み薬で治療。血液検査の数値では早い段階でクリアしました。
しかし、それから半年経ってもなかなか妊娠しません。先月初めてAIHをしてみましたが、リセット。卵胞も精子の状態もよかったので期待していたのですが…
年齢も30歳、AMHは6.0で悪くなさそうです。
橋本病、高プロラクチンは血液検査で数値が良くても妊娠に影響を与えるのでしょうか。
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専門家からの回答
はじめまして、内分泌専門医の松岡です。
専門医でないと答えられない内容だとは思いますが、高PRL血症は 薬剤やストレス、痛み刺激などによって起こります。高PRL血症が長く続けば、生理不順なども起こり得るため、排卵がうまくできない原因にもなります。また血中PRL濃度が100ng/ml以上が継続しているようであれば、婦人科か内分泌科を一度受診ください。下垂体機能や下垂体画像検査などもする必要性があるかもしれません。
橋本病ですが、昨今、学会でも不妊との関連は言われており、コントロール不良(TSH高値)の場合は、着床率にも影響が出ますので、そちらに関してもチラーヂン補充療法が必要か、かかりつけの婦人科に相談してみてもよいかもしれません。
専門家からの回答
こんにちは、医師の山下真理子です。橋本病と高プロラクチンの数値についてですが、一度正常値に戻っても、そのあとのフォローアップが必要です。治療によって数値が改善しても、治療を終了したあとにまた数値が悪くなっていることがあります。それによって妊娠の妨げになっていることもあるので、再度検査を受けてみるのも良いと思います。もちろん、それ以外に妊娠しにくくなる原因がある場合があるので、一度ホルモンの再検査のほか、卵管造影検査など、卵管の検査もしてみても良いかと思います。