2019/6/12 07:19:28
現在不妊治療3年目です。半年間タイミング療法をしていましたが、子宝…
現在不妊治療3年目です。
半年間タイミング療法をしていましたが、子宝に恵まれず不妊治療専門の病院へ転院しました。
排卵障害があると言われ、月経不順にもなっていたので排卵誘発剤などを投与しながらタイミング療法を続けました。
1年経っても結果が出ず、薬も効かないことがあったので精密検査をしました。
すると、甲状腺ホルモン機能低下症ということがわかりました。
この結果を機にまた転院し、体外受精と顕微授精を行っています。
が、受精卵はできたのですが、なかなか着床してくれません。
何回くらいまで体外受精、顕微授精で結果が見込めますか?
また、自分で出来ることって何かありますか?
糖質制限が不妊治療に効果的といった文献を読んだことがあります。
本当でしょうか?
専門家からの回答
はじめまして、糖質制限とのことでしたが現在もつづけていられるでしょうか? 宗田クリニックなどでは 胎児はケトン体をエネルギーとして使用しているため、インスリン抵抗性が高い妊婦には、糖質制限(高蛋白質、高脂質食)を推進していますが長期予後はわかっていません。糖分がひつようであるからこそ、妊婦さんはインスリン抵抗性を高めているので、あまり厳しすぎる糖質制限はよくないかと思われます。
あまり厳しすぎるとカロリー摂取不足(飢餓状態)と体が判断すれば甲状腺機能にも影響が出ます(低T3症候群)ので、甲状腺ホルモン補充量の判断にも主治医がまようことがあります。たしかに現代社会は糖質が多すぎる印象もありますが、適度な糖質(最低1日1杯のごはん)はとるようにしたほうがが良いかと思われます。
もうされているかとは思われますが、夫のほうの精子の検査も重要ですのでそちらももししていなければご検討ください。
専門家からの回答
はじめまして、医師の山下真理子です。不妊治療中で、甲状腺機能低下症との診断を受けたとのことですが、その時、診断をした医師からは、機能低下に対しての治療の指示などはありましたでしょうか?甲状腺機能低下症の場合、着床のしにくさや、妊娠成立後も流産しやすくなると言われており、まずは治療が優先される場合があります。ただし、軽微な低下であった場合には、経過観察の上、体外受精が提案されることもあります。
体外受精などの治療方法には、特にb「絶対に〇回までにしないといけない」という決まりはなく、一回で妊娠される方もいれば、数年にわたって継続的に治療を行う場合もあります。ただし、夫婦の協力が必要ですし、時間もお金もかかることなので、夫婦でよく話し合って、「いついつまで治療を続ける」と決めておくことをおすすめします。
また、不妊治療中にできる生活習慣の改善ですが、まずはストレスをためないこと。もちろん、タバコやアルコールの多飲は避けてください。体を冷やすことで血液循環が悪くなり、骨盤内の血流も低下し、卵巣機能の低下や着床を起こしにくくなるなどにもつながります。
糖質制限が直接、妊娠のしやすさに関係しているというよりは、適正体重を保つことが大切です。過度の肥満や痩せは、子宮内膜が十分に肥厚しなかったり、着床しにくかったりの原因になると言われています。
栄養の偏りがあることで、卵子の老化が進んだり、また、男性側も精子の運動能低下につながると言われているので、できるだけバランスの良い食事を心がけるほうがよいでしょう
いずれにせよ。不妊治療中は、夫婦ともに栄養バランスの整った食生活・適度なストレス発散と適正体重の維持を心がけることがとても大切です。
頑張ってみてください。