2020/2/7 15:47:42

初めまして。独身で今はパートナーもいません。39歳で2月で40歳に…

りえ
りえ / 44歳 / 女性 /

初めまして。
独身で今はパートナーもいません。
39歳で2月で40歳になります。

卵子凍結を悩んでます。
子供は欲しいなっと思っておりましたが
気づけば年齢的に
ギリギリかなっとも考えます。

費用のことも悩みますが

卵子凍結の件でアドバイス頂ければと思います、

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    専門家からの回答

  1. 井上 英麻 井上 英麻 2020-02-10 00:20:18
    • 保健師
    • 看護師

    こんにちは。私は体外受精を今までに三度経験しており、一人目を授かりました。また、二人目に向けて今も挑戦中です。
    28歳の頃から、男性不妊のため不妊治療に通っています。
    今までで、住んでいる県内ほぼ全ての不妊治療専門病院に一度は足を運び、体外受精説明会や医師に直接相談するなどしてきました。

    それを踏まえた上でのアドバイスをさせて頂きたいです。

    もし、将来とても子供が欲しいのであれば、少しでも早く卵子凍結を行ったほうがいいかと思われます。

    今後、パートナーと出会って、結婚して、子供を授かってと考えているのであれば、どうしてもタイムリミットは迫ってきてしまうでしょう。
    不妊治療の病院にもよりますが、自己の卵子を使用した体外受精での最高妊娠年齢は、だいたい43歳〜47歳くらいです。(正確な最高年齢はまた変わっているかもしれません)
    また、日本政府が助成金を出している不妊治療支援事業は、43歳以上は対象外となります。それだけ年齢と共に妊娠・出産の可能性が狭まってきてしまうということです。

    不妊の原因は多くありますが、年齢によるもの、つまり卵子の老化はとても大きいので、もし本当に子供が欲しくて、後悔したくないのであれば、まずは卵子凍結を行なっている病院に説明を受けに行くことをお勧めします。

    不妊治療専門の病院であっても、受精卵の凍結は行なっていても卵子凍結は行なっていない施設もあります。また、費用もご存知かもしれませんがもちろん自費で公的保険が使えないので高額になります。

    また、採血などで、AMHという値を(これも自費ですが)調べることができるのですが、自分の体があとどれくらい卵子が残っているか。閉経間近かそうでないか、の検査もできます。そういった検査を受けるだけでも、卵子凍結すべきかそうでないか決めるきっかけになるかもしれません。

    卵子凍結を行なっても、一つ凍結しておけば必ず一人分の受精卵ができて妊娠出産までたどり着けるわけではありません。
    薬を使用して卵巣を刺激し、いくつか卵子を凍結することになると思います。
    そしてその卵子を精子と受精させ、そこから受精する場合としない場合があり、また、そこから初期胚や胚盤胞という、移植させられる状態の胚に全てがなるわけではありません。

    例ですが、
    私は16個の卵のうち、13個受精し、そのうち移植の状態までもっていける胚は7つでした。
    そしてその移植をしましたが、一度は妊娠しましたがその後2回は着床せずとなっています。

    不妊治療は、やれば必ず子供が授かれる治療ではないのです。
    ですが、いい状態の卵子は、年齢が上がっていくともう戻すことができません。
    今が一番卵子は若い状態なのです。

    治療の現場や、卵子凍結の費用、先生との相性、仕事しながら卵子凍結の治療ができそうか
    など、まずは病院で相談してみることをお勧めします。

    病院に来る人が全員、不妊治療をしようと決めてきているわけではありません。
    まずは、医師から説明をなるべく早く受けてみてください。

    また、もう一つアドバイスなのですが、一つ目の病院から、あまりいい接し方をされなかったとしても、もう一つ病院を訪れてみてください。

    不妊治療は、医師との合う合わないが精神的にとても大事だと思います。
    ズバズバ言ってくれる先生を好むかたもいれば、
    いつも優しく聞きやすい柔らかい先生を好む人もいます。

    りえさんに合う病院で、適切な説明を受けられることを願っています。

    応援しています!

  2. 専門家からの回答

  3. jigokushoujoennmaai 藤原芳子 2020-02-07 18:24:14
    • 医師

    こんにちは。

    通常、卵巣の中の卵子は、複数が大きくなり始めますが、そのうち一個だけが選ばれ、月経と月経の間の時期に排卵がおこります。卵子を採取するにあたっては、一個だけでなくたくさんの卵子を一気に取ったほうが効率的なので、わざと複数の卵子が成長するような薬を投与し、時には20個以上の卵子が卵巣の中で育った状態にします。そのうえで、膣から器具をいれ、膣を貫いて針を刺し、卵巣まで針を届け、卵巣を刺して卵子を吸い取り、取った卵子を凍結し保存します。

    使用するときには、解凍し、精子と混ぜて受精させ、受精卵となった状態で、チューブに受精卵を入れ、そのチューブを子宮に入れて受精卵を子宮に入れます。

    すでに結婚している夫婦の不妊治療(体外受精)の場合、卵子を取るところまでは同じですが、すぐに精子と混ぜて受精させてから、凍結します。卵子単独で凍結して解凍した場合、受精卵にしてから凍結した場合よりも、卵子は壊れやすく、受精や妊娠もしにくいと言われています。ただ、年齢を重ねると、良質な卵子が少なくなっていくため、例えば45歳になってパートナーと出会ったときに妊娠を目指すよりも、今卵子を凍結しておけば、5年若い卵子を使うことができるというメリットがあります。年齢を重ねると、卵子の中の遺伝子や染色体のエラーが起こりやすくなり、流産や生まれつきの病気の確率が上がるとも言われています。

    パートナーがいない状態の卵子採取・凍結は、健康保険適応ではなく、かなりの費用が必要になります。使用しなかった卵子を保管するのにも費用が必要です。また、不妊治療(体外受精)を取り扱っている産婦人科の中でも、未婚の女性の卵子凍結や保存を取り扱っている施設は限られます。費用や、卵子を育てる方法などについても、それぞれの産婦人科施設の間で差があると思われます。ご興味があるようでしたら、お住まいの近くでそういった施設を探してみられ、説明会などに参加されてみてもよいかと思います。

    また、子宮内膜症や子宮筋腫などがあると、将来の妊娠に不利になることもあり、まずは一般的な婦人科の診察を受け、将来の妊娠に向けて、卵子凍結以外にできることはないかなども考えてみられてもいいかもしれません。子宮頸がんの検診や、風疹の予防接種も、将来の妊娠のために役に立つと思います。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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