2022/6/7 08:05:17
まだ確かではないのですが、妊娠したかもしれません。そこで相談があり…
まだ確かではないのですが、妊娠したかもしれません。
そこで相談があります。
一人目のとき、妊娠初期は頭痛が続いて、たまにカロナールを飲んでました。
今回、生理が遅れてて、頭痛が続いてて、カロナール飲みたいんですが、ネットで、カロナールはADHDなどの子が産まれやすいというのを見ました。
やはり、何も飲まないに越したことはないのは承知ですが、どうしても辛いときも 控えたほうがよいのでしょうか?
専門家からの回答
一人目のとき、妊娠初期は頭痛が続いて、たまにカロナールを飲んでました。
今回、生理が遅れてて、頭痛が続いてて、カロナール飲みたいんですが、ネットで、カロナールはADHDなどの子が産まれやすいというのを見ました。
やはり、何も飲まないに越したことはないのは承知ですが、どうしても辛いときも 控えたほうがよいのでしょうか?
→それはエビデンスとしては不適当です、カロナールは問題ないので頭痛で全く食べれないとかのほうが赤ちゃんには悪影響なのでうまく使用していいです、薬剤師にも確認すると安心できるでしょう。
専門家からの回答
ご相談ありがとうございます. 小児科医の速水です.
カロナール=アセトアミノフェンは、
妊娠中に安全に使えることが実証されているお薬です。
安心して我慢せず使ってください。
参考になれば幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
妊娠中や授乳中の薬について、正確なことを言おうとすると、妊婦・授乳婦・赤ちゃんを対象とした人体実験が必要になってきます。妊婦さんをたくさん集め、2つのグループに分けて、片方に薬を飲んでもらい、産まれた赤ちゃんを何年もにわたって観察し続けるわけですが、そういったことは倫理的に難しいですし、たいていの病気は、一つだけの原因で決まるわけではなく複雑な様々な要因が絡み合って起こっていますので、なかなか「この薬を妊婦が飲むことで○○病のリスクがどのぐらい上がる」というのは断言しにくいのです。
海外などで、特定の病気がある子とない子の親にアンケートを取って、薬を飲んだ人でどれぐらいリスクが高かったかを調べるような研究があったりしますが、海外の人が使う薬量は、日本人の何倍も多かったりしますので、単純比較は難しい場合が多いです。また、ご記載いただいた薬の場合、解熱剤としても使われることがあり、例えば何らかの感染症にかかって熱が出て薬を飲んだ妊婦の赤ちゃんに問題があったという場合、感染症そのものが悪かったのか、薬が悪かったのかはよく分からないということになります。また、何らかの持病があって妊娠した方に対して、妊娠中も続けて薬を使うことも多くあります。妊婦が痛みや熱を経験しても、耐え抜くのが正義なのか?それとも薬を使って楽になったほうが赤ちゃんにもメリットがあるのか?これは大変難しい問題で、現時点でははっきりした答えはないと思います。
ただ、現実的に、ご記載いただいた薬は、妊婦さんにも比較的安全性が高いとして多く使用されている薬であり、毎日毎日たくさん飲むわけでもないのに、何かのリスクを明らかに高くするということは、考えられていないと思います。
実際に薬をどのように、どれぐらいの量で使用するか、といったことについては、産婦人科の担当医にご相談ください。場合によっては内科・頭痛外来・脳神経内科・脳神経外科などでも頭痛についてご相談が可能かと思います。