3歳と0歳の男の子の母です。3歳の長男へのイライラが止まらず、虐待…
3歳と0歳の男の子の母です。3歳の長男へのイライラが止まらず、虐待のような接し方をしては反省と自己嫌悪を繰り返していてとても苦しいです。私が爆発する引き金になるのは何度も何度も何か注意したり、言ったりした事を聞かず別の事を始めたり、へらへらしていたりする時です。具体的には食事の時に足をあげる、着替えの途中や出かける間際に別の遊びを始める、保育園での支度をしない、帰宅時の手洗いをしない、鼻くそを食べる等です。なぜそれをしなくてはいけないのか、やってはいけないのかを説明して何度も何度も促すのですが、一向に伝わる様子が無く、最終的に私がキレ、長男が泣き喚きます。てめぇなど口汚い言葉で大声で怒鳴りつけ、なぜやらない・おまえはおかしいと罵倒し、怒りが収まらないと物を投げつけたり(本人に当たった事はありません)、机を叩いたりしてしまいます。長男が泣いて来ても、寄るなと言い、しばらく無視してしまう事もあります。自分の接し方が絶対にいけない事は解っているのですが、怒りが収まらず止められないでいます。最近長男を心からかわいいと思える瞬間は寝ている時くらいかもしれません。また長男を傷つけてしまうかもしれないと思うと、朝一日が始まるのが怖いです。
また、私の父が感情的に怒る人で、その事が理不尽でとても怖かったのですが、その時の父の態度と、今の私の長男への態度がそっくりで、その事にも自己嫌悪になります。長男が私と同じ思いをしていると思うと、可哀想で悪い影響しかないと思います。
とても大事で大好きな存在なので、もちろん絶対離れたくないですが、私が母親で として側にいて良いのか…と考えてしまいます。
自分が変わる事以外解決策があると思えないので、正直相談をして意味があるのかとも思いましたが、どこかに吐き出さないと益々エスカレートしてしまいそうだと思い相談させていただきました。
よろしくお願いします。
専門家からの回答
こんにちわ。
>具体的には食事の時に足をあげる、着替えの途中や出かける間際に別の遊びを始める、保育園での支度をしない、帰宅時の手洗いをしない、鼻くそを食べる等です。なぜそれをしなくてはいけないのか、やってはいけないのかを説明して何度も何度も促すのですが、一向に伝わる様子が無く、最終的に私がキレ、長男が泣き喚きます。てめぇなど口汚い言葉で大声で怒鳴りつけ、なぜやらない・おまえはおかしいと罵倒し、怒りが収まらないと物を投げつけたり(本人に当たった事はありません)、机を叩いたりしてしまいます。長男が泣いて来ても、寄るなと言い、しばらく無視してしまう事もあります。自分の接し方が絶対にいけない事は解っているのですが、怒りが収まらず止められないでいます
→ まず3歳であれば、基本難しいと思っていたほうが良いかもしれません。私も7歳の子供におなじようなことでキレたりして落ち込んでしまいます。もしワンオペで2人している状況であれば、精神的に余裕はないと思います。。本当にお疲れ様です。ちなみに夫の協力などは大丈夫でしょうか。怒らずほめながら育児とか土台無理ですので、どちらかが怒った際には、どちらかがカバーするのが子供の安心・自己肯定感には重要とされていますのでもし頼れるなら、泣きながらでいいから相談していいと思います(もしそういう状況でないのならすいません)。
正直私も情けない話ですが、0-3歳くらいだと父親としての自覚はあるものの、実際に自分で一人で見たことがない夫だとどれくらい大変で、イライラするか想像できないんですよね。ですから、どれだけきついのかというのをもし訴えれるのであれば相談してもよいと思います。
どちらにせよ、いま 休息や優しい言葉をかけてもらえるべき存在は息子さん以前に、かじさん自身だと思います。自分に余裕がないと、他人はおろか、子供にも優しくできないことは多々あります。
親でも、市役所でも相談できるところがあれば相談してみましょう。
また、かなり切り口を変えますが、産後から急にイライラしやすいのがひどくなりすぎている症状以外に、きつさやだるさ、動機などがあるようであれば、甲状腺検査なども含め内科受診も検討されてよいかもしれません。
専門家からの回答
こんにちは。毎日育児お疲れ様です。大変なことだと思います。
まず相手へのハードルを下げることを考えてみて頂ければと思います。足を上げる、支度をしない、手洗いしないなどは、3歳の子供としてはごく当然というか、できたらすごいというようなことだと思います。子供はその場で気になったことに気持ちが集中してしまいますので、あれで遊びたいとなれば食事中だろうが気持ちが遊びに向いてしまいますし、記憶力もさほどありませんので注意されても大人と同じようには記憶できないことが多いです。ものごとを理論的に考え記憶するには言葉が必要ですが、その言葉が彼らにはないのです。一説には、犬やタコには3歳児並みの知能があり、チンパンジーはもっと賢いそうです。もう相手は犬だと思って、できたら「おー、すごい」と思い、できなくてもそんなものだろう、と思うぐらいでいいと思います。できないのは私への当てつけだ、という気がしてきますが、お母さんを困らせようとしてやっているわけではなく、本当にまだ無理なのかもしれません。相談者様の育児がダメだからこうなるのだというようなこともないと思います。
私も、自分の子供がちゃんとしないのは私への当てつけというか反抗的な態度をとられている、私に恥をかかせようとしている、というように思ってキレていたことがあったのですが、ある時子供が書いた絵を見て、こんな殴り書きぐらいしかできない人間に、過剰に要求しても無理だなあと思いました。また、交通安全のために、子供の視界がどれぐらい狭いか(子供には車は見えていないから運転手が気を付けないといけないというようなこと)というシミュレーションの施設に行って、こんなに子供というのは狭い世界しか見えていないのかということも分かりました。子供はまだ我々とは違う世界を見ているのです。
保育園でのしたくなどについて、大人なら「連絡帳を出してここにいれて、着替えして、トイレに行って・・・」と、やることをリストアップしてどれからやるか段取りが組めますが、子供にとってはかなり難しいことです。衣服の着脱なども、子供にとっては難しく、発達の遅れがある子供などを訓練するリハビリ担当者の教科書を見ていると、「衣服の着脱は、自分の体を使った高度なパズルである」「着替えろと言われても、何をどうしたらいいのか分からない子もいる。まず帽子を脱いでここにかけて、次は上着の袖をこう持って、ボタンはこう外して・・・とそれぞれのステップもかなり複雑なことである」「お尻を拭くにあたって、自分のお尻がどこにあるか、どう手を動かせば届くのか分かっていない子もいる」というようなことが書いてあり、我々大人が日常的に行っていることがいかに難しいかを感じさせられます。何をどうしていいのかよく分からない、面倒くさい、できなかったら怒られる、いやだなあ、あ、あのオモチャで遊びたい(支度をしていたことは忘れる)・・・という感じなのかもしれません。
家でのしたくに当たっては、ホワイトボードに持ち物のリストや、家を出るまでに必要な事柄(歯磨き、トイレ、朝食など)をリストアップしてイラストを貼り、できたらマグネットを貼らせるなど、視覚的に分かりやすい手順書のようなものを作り、一つ一つ確認しながらできるようにしてあげ、できたら褒める、ということも考えられると思いますが、いずれにせよまだ3歳だと、全部はできないと思うので、ハンカチの準備だけさせるといった部分的なことから始め、できれば褒める、できなくても叱らないということで、少しずつ成功体験を積んでいく、最終的には小学校に入るまでに一通りできることを目指す、ということになるかと思います。
ご自身でも書いておられるように、親から叱られたりして育つと、そのモデルが頭の中にあるため、同じような対応をしてしまうこともあると思います。逆に、優しくしようとしても、「どうして私は親から優しくされなかったのに、この子は親(自分)や周囲の人から優しくされるの?許されるの?」という、自分の子供に嫉妬するような複雑な感情が生じることもあります。
自分の中に、泣いている小さい子供時代の自分がいて、救いを求めて泣いている。この小さい自分を、大人になった自分が認め、慰め、癒してあげることで、過去の心の傷をいやすといったことも、カウンセリングの世界では行われていると思います。
「子育て 世代間連鎖」などのキーワードで検索していただけると、信田さよ子氏などの様々な本などが出てくると思いますので、助けになるかもしれません。ご自身の子供時代を振り返ることは、つらいこともあり、一人で向き合いにくい場合には、こういった親子関係にくわしいカウンセラーの助けを得るといったこともあるかと思います。
また、お母さんが追い詰められる背景には、周囲の無理解や、育児の責任がお母さん一人にかかること、相談できる人がいない、息抜きがない、生活に時間やお金の余裕がない、といったことも関係していることがあります。心のバケツがいっぱいいっぱいだと、小さいことでも大爆発してしまいます。正直、宝くじ6億円が当たり、あらゆることがうまくいっていたら、多少子供が思い通りにならなくても、「あー大丈夫」と笑って流せるのではないかと思います。子供自身がやっていることが変わらなくても、周囲の状況が変わるだけで、こちらの対応が変わってくるわけです。できるだけ家事を効率化し、負担を減らすことや、周囲の人に余裕のない状況を説明し助けや理解を得ること、少しでも相談者様がリラックスでき、母でも妻でもない一人の人間として楽しんだり自己実現ができる時間が必要だと思います。
私自身も、子供につらく当たってしまい、児童相談所に泣きながら電話をし、虐待の担当者に付いてもらっていたこともあります。区役所の担当者も家に来ました。その頃に私が読んで救われた本をご紹介させて頂きます。
武嶌波 「私がダメ母だったわけ」
あらいぴろよ「ワタシはぜったい虐待しませんからね!」
上記に札は、子供を持ち、子供にイラつき、虐待しそうになって、その心理を考えるうち、自分の子供時代に親からつらい仕打ちをうけたことを振り返るというエッセイのマンガです。読みやすいと思います
歌川たいじ「母さんがどんなに僕を嫌いでも」
激しい虐待を受けて育った子供側からの本で、子供から親への愛の深さを描いています
金原ひとみ「マザーズ」
ワンオペ育児で追い詰められ、虐待に至る心理を描いた小説です
藤原様
ありがとうございます。とても具体的に回答いただいたので、自分の生活に当てはめて考えてみる事ができました。
確かに、次男が産まれ、今までのように手をかけてあげられていない部分を、長男の成長に頼ったところがあるように思います。犬やタコと同じ…は、イラっとした時のお守りワードになりそうです。
おススメしていただいた本はぜひ読んでみます。
正直、他の人にアドバイスいただいたところで、それを素直に受け止められないのでは…と思っていましたが、とても心に刺さりました。相談して良かったです。ありがとうございました。