2020/6/6 10:27:16
お手伝いをした時にお小遣い制にする事について相談がです。お手伝いを…
お手伝いをした時にお小遣い制にする事について相談がです。
お手伝いをしたら〇〇円あげるとか、〇〇したらゲームを買ってあげるとかの、物でつるようなやり方はよくない。それをすると、ご褒美がなければ何もしない子になるとTVや雑誌でよく言っているように思うんですが、この前、子育て診断士という方にお話を聞く機会があり、その時に、お手伝いをしてお小遣いをあげる。これは是非やった方がいい。金銭感覚やお金は働かないと貰えないという事を学べる。と、言われました。
ちょうど小2になる息子が、欲しいものがあるようで、「お手伝いするからお小遣いが欲しい」と、言い出しました。
今、お小遣いはあげていません。必要な物は私が一緒に買いに行っています。
おもちゃ等欲しいと言っても金額の大きなものは、誕生日かクリスマスねと言って買いません。
100円程のお菓子付きのおもちゃ等は、たまには買ったりしています。
この、お手伝いお小遣い制は、するのか、してはいけないのか、どちらが正解なのでしょうか?
ずっとダメな事だと思っていたので、子育て診断士の方の話を聞いて、ビックリしました。
主人とは導入するなら、お手伝い1回10円。お手伝いの内容を分かりやすく設定する。という感じでは話しています。
やる、やらない、どちらがいのでしょうか?
専門家からの回答
こんにちわ
>ちょうど小2になる息子が、欲しいものがあるようで、「お手伝いするからお小遣いが欲しい」この、お手伝いお小遣い制は、するのか、してはいけないのか、どちらが正解なのでしょうか?
ずっとダメな事だと思っていたので、子育て診断士の方の話を聞いて、ビックリしました。
主人とは導入するなら、お手伝い1回10円。お手伝いの内容を分かりやすく設定する。という感じでは話しています。
やる、やらない、どちらがいのでしょうか?
→ これわたしもさんざん悩みましたが、お金に興味をもつという観点からはよいけども、何かしたらかならずお金というお金依存になるリスクもはらんでいるわけです。
お子さんの性格によると思います。
お金ってどうやってできているの? だれがお金をつくったの?
とか そういった疑問をもつのであれば積極的に導入してよいかと思います。
ただやみくもにお金だけのためにお手伝いをする、金くれないならお手伝いはしないなど極端な態度であればやめてもいいのかなと思います。
もし後者なら子供が期待していないときに「このまえ手伝ってくれたからこれあげるね」と突然100‐500円あげるなどのほうが良いかなと思います。 個人的な見解で恐縮ですが少しでも参考になれば幸いです。
松岡様
回答ありがとうございます。
まさに、仰る通りの良くない方向に進んでしまいました。なので、子供には理由を話し辞めました。
お金はどこからくるの?誰が作ったか?等、そういった所から少しずつ説明していく事も大事だなと思いました。
ありがとうございました。
専門家からの回答
れもんさん、こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
お小遣いの渡し方、額、そしてお金の使い方、ご両親にとって、周りの友達との関係性もあり、多くの方がお悩みです。学校の懇談会でもよく話題になるようです。
最終的には、どういう形をとっても、それが成長につながる取り組みになるよう考えることが親としての務めなので、ご両親がお決めになることですが、多くの子どもたちやご家庭を見てきた私が、私見としてこう思うという事を述べさせていただきます。
結論から申し上げますと、お手伝いでお金を渡すという事は良い影響よりも悪い影響の方が大きいと思います。
家事はそもそも、お母さんがやってもお父さんがやってもお金の授受は発生しません。外注した時にだけお金の授受が発生します。それはプロの仕事だからです。お金を受け取るという事は甘い事ではありません。子育て診断士の方が言う通り「お金は働かないともらえない」のであって、お手伝い程度では貰えないことをわからせることの方が大切です。
高校生か大学生になってバイトを始められるようになってから、仕事の厳しさと労働に見合った賃金をもらうことを学ばせましょう。その時で遅くはありません。バイトでもお金をもらう限りはプロですのでプロとしての働き方を求められます。
一方、家のお手伝いは、家族として当たり前に分担してしかるべき仕事です。
1回10円、でも細切れにすれば100円くらいはすぐにたまります。それを持って友達と買い食いをしても「自分で働いた金」だからいいでしょ?となります。このお手伝いなら10円、こっちは難しいから20円、などという交渉も始まってきます。何か手伝いを頼んだら「いくらくれる?」などという事も起こりえます。だんだんお金を高く求めるようにもなります。もともと「欲しいものがあるからお手伝いをしてお小遣いが欲しい」という事からして、親として買い与えたくないものを指しているのかもしれません。
こんな事では絶対に良い金銭感覚は身に付きません。
もちろんやり方次第ですから、全面的に否定をしているわけではありませんが、可能性として上記のようなことが起こり得るという事です。多くのお母様がたからこれで困っているという相談もいただいています。
今、お小遣いはあげていません。必要な物は私が一緒に買いに行っています。
おもちゃ等欲しいと言っても金額の大きなものは、誕生日かクリスマスねと言って買いません。
100円程のお菓子付きのおもちゃ等は、たまには買ったりしています。
という、れもんさんのやり方が、2年生の子どもにとっては一番ふさわしいと思います。そのうえで、お小遣いを与えようと思うなら、お手伝いとは切り離して、100円のお菓子が自分の判断で買えるよう、1週間に100円くらいからお小遣いを与えるもの一つの方法です。50円のお菓子を2回買うのもあり、ためて200円のお菓子を買うのもあり、そういう中で決められたお金を上手に使うことが身に付きます。あればあっただけ使ってしまうお子さんなら週に一度、自分で計画的に使えるお子さんなら月額制にしても大丈夫でしょう。
お子さんの性格をよく見極めて、いろいろなやり方から一番ふさわしいものを選んでください。
私が自分の子育てでやってきたことをお話ししましょう。
1年生になった時をきっかけに、お年玉など祖父母からいただくお金が高額なので、本人名義の通帳を作り、そこに入れて金銭教育を始めました。あなたのために使うお金だけど勝手に使ってもいいお金ではないという事も伝えました。
子どもにお小遣いを与える時には、
「お金はお父さんとお母さんが一生懸命働いて稼いできたもので、それを倹約しながら使っている。あなたもお小遣いが欲しい年ごろになったから渡すけれど、無駄遣いはしないよう、考えて使いなさい。」と言いました。
お金を持って出て、友達と買い食いをするのも嫌だったし、お菓子を持って公園で遊ぶのも嫌だったので、近所のお母さん方とも協力して、お金やお菓子を持って遊びに行かない、という事を決めました。家で親が買ったり作ったりしたおやつを食べさせたかったからでもあります。だらだら食べで虫歯になる危険性もありませんし、子どもだけで駄菓子屋に行き万引きの誘惑を避けることもできました。
我が家もれもんさんのところと同じで、誕生日とクリスマスだけ値の張る欲しいものを買っていました。そこまで我慢することを覚えさせたりその日を楽しみに待つことを学ばせたりするのも大切なことです。誕生祝いに大きなサボテンが欲しいと言われたり、回らないお寿司が食べたいと言われたことも今ではいい思い出です。
通帳にたまったお金は、娘の海外留学の時に使い、息子の自転車の買い替えにも活用しました(男の子は荒っぽくて物がすぐダメになりますね)
今は、ふたりとも成人し、自分で働いて上手にお金を使っています。
二人とも「お金はたくさんくれなかったけれど愛情はたくさんもらった」と言ってくれます。
ご参考になさってください。
でもあくまでも、最後はご両親の考え方次第です。
少しでもお力になれれば幸いです。
春野様
回答ありがとうございます。
お手伝いは家族として当たり前の事。言われてみれば確かにと思いました。
肝心な事が抜け落ちていました。
一度、本人の言うように採用してみましたが、良くない方向になってきたので、辞めて、お小遣い制にしました。
月いくらと決めて、このお金は貯めてもいいし欲しい物を買ってもいいという事にしました。
ただ、自分だけでお財布へ持ち出さない、買い物は親と一緒に行く。と決めました。
しばらくは、これでやって行こうと思います。
とても為になりました。ありがとうございました。
専門家からの回答
こんにちは。
医学的に絶対の正解はないです。お子さんによって向き不向きもあり、自主的にやりたいのに褒美を与えられるとかえってやる気がなくなる、プライドが傷つく場合もあれば、褒美という明確な目標があったほうが取り組みやすく達成感も大きくなるということもあるでしょう。褒美に釣られてやっているうちに得意になったり楽しくなってきて、ほうびなどなくてもどんどん自分で取り組むようになる場合もあると思います。私が読んだある育児書では、読書好きの子にするためにということで本を読むたびに一冊いくらと小遣いを与え、そのうち読書自体が楽しくなり小遣いなしでも本を楽しむようになったそうです。
褒美がもらえるからやる、褒めてもらえるからやるという段階から、次はこれができる自分ってかっこいいからやる、自分がやりたいからやる、というふうに動機の軸が外から自分の中に移っていく必要があると思います。
私なら、本人が希望しているならお小遣いをやってみると思います。お金の勉強にもなり算数の勉強、何がいくらするという社会の勉強にもなります。ただお金の恐ろしさ、人のお金を取ったりしてはいけない、詐欺などわるいことをする人もいるから簡単にお金をあげるという人に付いていってはダメ、など教える必要があると思います。1回10円でおもちゃを買うのは難しいので、いくら溜まって、どうしてそのおもちゃが欲しいかプレゼンテーションできたら親が補助金を出すなども考えられるかもしれません。
藤原様
回答ありがとうございます。
褒めたりご褒美がなくても、それが好きになり進んでやるようになる次の段階の事は知らなくてとても参考になりました。
一度本人の言うように、取り入れてた所、あまり良くない結果になってしまいました。
次の段階に導く私の力が足りなかったかなと思っています。
今回は機会があれば上手くいくように、頑張ってみたいと思います。