2020/7/18 12:15:11
娘が保育園で「みんな、しねばいいのに!」と言ったそうです。どう向き合えばいいですか?
来月で6歳になる娘が先日、保育園でお友達と追いかけっこをしていてタイム!と言ったそうですがお友達がタイムしてくれなかったそうです。そのことがすごく嫌だったらしく「自分は何もしていないのにみんなが意地悪してくる」という言い方で先生に言ったそうです。先生が離れたら「みんな しねばいいのに!」と言っていたそうです。普段 家庭でも保育園でも聞いたことのない言葉が出てしまったことに驚いてしまい、とてもショックでした。今まで夫婦共々使ったことはなく、先生曰くお友達の物珍しい言葉を聞いて使ったのかも…とのことでしたがどう接すればいいかわかりません。本人も反省していたらしくママには内緒にしててと言ってこの話は終わり、という形になったそうなので先生と子どもとの信頼関係も崩れたら…と怖くなり、子どもと話し合いをすることもできません。一歩間違えればと考えて子どもと向き合えずにいます。2歳になる弟ばかりに目がいってしまい寂しい思いやストレスを抱えていて過剰に伝えてしまったのでしょうか。何が原因なのか、これからどう直していったらいいのかわかりません。
専門家からの回答
こんにちわ
>本人も反省していたらしくママには内緒にしててと言ってこの話は終わり、という形になったそうなので先生と子どもとの信頼関係も崩れたら…と怖くなり、子どもと話し合いをすることもできません。一歩間違えればと考えて子どもと向き合えずにいます。2歳になる弟ばかりに目がいってしまい寂しい思いやストレスを抱えていて過剰に伝えてしまったのでしょうか。何が原因なのか、これからどう直していったらいいのかわかりません。
→ そこはおそれずにしっかり話していいと思います。まあ赤ちゃん返りはあるのかもしれませんけども、本人が反省しているという点がかわいいですね。その時点であまり病的ではありません。
お母さんに余裕がないように感じます。もうすこし気長に見ていいですよ。大丈夫です。そういうこともあるよねくらいでいたほうが意外に子供も余裕がうまれそのような事象もへるでしょう
専門家からの回答
こんにちは。
私自身の話ですが、小学校低学年ぐらいの時に、「くそったれ」だったか「ちくしょう」だったかを授業中に言って、教師に、汚い言葉を使ったということで注意され、自分ではそれほど悪い言葉とは思ってなかったのでびっくりした記憶があります。子供は何が悪くて何が良いのかよく分からないままに、聞きかじったことを自分でも使ってみることがあります。そういうためらいのない態度だからこそ、いろんなことをどんどん習得できるわけです。本当にお友達が死んだらどういう気持ちになるか、死とは何か分からないままに反射的にそういう言葉を言うこともあると思います。死とは何かというのはなかなか子供に伝えるのは難しいことであり、どうして死ねと言ってはいけないのかということは説明が難しいと思いますが、とりあえずそういう言葉は言わないほうがいい、相手を傷つけることがある言葉だということは何らかの方法で教えておき、「本当にお友達を傷つけようとして言ったんじゃないのはわかってるよ、でもそういう言葉を言われると悲しく思うこともあるから、言わないようにしよう。その時どういう気持ちだったのかな?くやしい?悲しい?」といったふうに一緒に考えるのも一つの方法と思います。
専門家からの回答
初めまして、あかりです。日々の育児お疲れ様です。
お子様の言葉にはショックな気持ちになりましたよね。また、お子様は自分の見えない生活で色々と成長しているといった時、親としては不安な気持ちも現れてしまったりもするのではないでしょうか。
まず、めぐっぺさんはご自身を責めることはありませんよ。日々一生懸命に過ごされていますよね。
お子様は集団生活といった家族を離れた生活で、様々な言葉や相手、対話を経験します。嫌なこと、嬉しいことを繰り返し経験し、揉まれて、初めて自分と他者を客観視できたり、自分の糧として判断していけるようになります。
その点、第二子は上の子の様子などで判断つきやすいですが、第一子は体当たりに経験するしかお手本はないので、たくましいかと思います。
しっかりと、自分にとって嫌なことを伝え、先生とも対話できましたよね。
素晴らしいです!
ちゃんと自分を大切にされています。
これも、ご家庭で愛されて育たれている証拠かと思います。
問題においては、正しい、悪いではなく、過程が大切かと思います。
ですので、今回は一つ勉強になったのではないでしょうか。
そして、またもし嫌なことがあった時には過去のことでなく、今の娘さんの気持ちを汲んであげ耳を傾ければ良いのではないでしょうか。
日々、子供は本当に成長しますので、次は前回とは違った考えが生まれているかもしれません。
そのためにも、集団生活での生活ではなく家庭生活に主体を置き、めぐっぺさん、家族の中での良い発言や心掛けなどといった躾を引き続き大切にされてくださいね。
その中で人格を築き、集団生活や社会の中で自分を発揮し輝いていけるお子様に成長できるかと思います。
まだまだ社会勉強の練習期間です。親としては心配がありますが、このような時も知っていながら成長を見守ったり、大きな視野で対応していくスタンスも親の練習になります。
ご心配なさらずに明るくお過ごしくださいね。応援しています。
専門家からの回答
めぐっぺさん、こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
子どもって、集団生活が始まると、思いもかけない言葉を言うようになって、親として慌てることがあります。
でも、お友達が使った言葉を自分も使ってみて、先生にも注意されるし、自分でもしまったと思ってママには言わないで、というくらいなので、今回は何もなかった顔をしていましょう。子どもはこうやって使える言葉、場に応じた言葉を学習していくものなのです。これって使っちゃダメなんだとわかれば次はないと思いますし、自分の経験から気軽に使うお友達に注意することもできるようになるかもしれません。そうなれば何も心配ないばかりか、成長のチャンスだったんだと思えますよね。
でも、次に保育園の先生とお話しする機会があれば、「最近はどうですか?」と様子を聞いてみてください。2回目そういうところを目撃したら、きちんと注意するとともに、「2回目だからママにも内緒にできないよ」と話して筋を通してめぐっぺさんの耳に入るようにお願いしておきましょう。今はそれで十分です。
そして、今、めぐっぺさんがするべきことは、娘さんに十分な注目を与えるという事です。自分がタイムと言ったのにお友達がタイムしてくれないことを「みんなが意地悪してくる」と捉えてしまうのは注目要求が満たされていないからかもしれません。
もしかしたらお友達は「タイム!」が聞こえなかったのかもしれないし、自分の都合のいいところで「タイム!」を使うことにお友達が納得できていなかったのかもしれません。6歳であればお子さんによっては相手の気持ちを考えることもできるようになります。個人差もありますので、まだそこまでの発達が見られてないとしても心配はありませんが、少なくとも注目(愛情)を求めていることだけは確かなように思います。
めぐっぺさんも2歳の弟さんに目がいってしまっているとお感じなのでしたら、これから娘さんのいい所を褒め、頑張ったことを認め、お手伝いをしてくれたら感謝して、注目要求を満足させるようにしてください。それだけできっと変わってきますよ。
1度きりの「死ねばいいのに」にこだわることはありません。これから心があったかくなるような言葉をふんだんに使える親子であればいいだけの事です。まずはめぐっぺさんが娘さんにも弟君にも、そしてついでにパパにも、いっぱい使ってください。そして、めぐっぺさんは、パパからいっぱい褒めてもらってくださいね。家じゅうが誉め言葉や感謝の言葉であふれるようになると、自然に悪い言葉は消えていきますからね。
少しでもお力になれれば幸いです。