2020/4/14 00:50:01
周期性発熱のためタガメットを服用しているのですが、怠さを訴えます。…
周期性発熱のためタガメットを服用しているのですが、怠さを訴えます。
4月から5年生になりますが、息子が小学校4年から周期的に高熱を出すようになり、
いろいろ検査をした結果、典型的な周期性発熱の疑いがあると言われ
去年の12月からタガメットを服用し始めました。
飲んでからは高熱は出なくなりましたが14日周期で身体の怠さを訴えます。
熱は出ても37度3分くらいです。
生あくびが出たり、関節痛、膿栓がついたりしています。
高熱が出なくなったのは良かったんですが、怠さを訴える周期が短く困っています。
主治医に相談したところ、
「熱は抑えられるが怠さなどを訴えるこはいる」
とのことでした。
タガメットの服用はやめた方がいいのか迷っています。
4年の時は学校を休む頻度が高く、本人も辛そうでした。
何か他に違う病気が隠れているんですかね?
それとも精神的なところからきているのかと悩んでしまいます。
専門家からの回答
遅くなり申し訳ありませんが、小児科医の立場からもコメントさせてください。
●添付文書をみても、頻度は0.1%未満ではありますが、
眠気や無気力感、全身の倦怠感などは一応報告があります。
お子さまもたしかに、お薬の副反応として、
こういった症状が出ている可能性は否定できません。
●ただし一概に、薬のせいだけにもできません。
病気そのもののつらさや、環境などの変化に伴う精神的なものなど、
複合的な要因は考えられます。
この症状があるから、という理由だけで、安易に薬をやめるか、
というと、それは主治医の先生をはじめ、
よく話し合って決めるべきことです。
●そして5年生になられるとのこと、一般的に周期性発熱は10歳くらいを目処に、
良くなってくることが多いとされています。
もし今後も症状がつづく・悪くなることがあれば、
お母様のおっしゃるとおり、ほかの自己免疫や代謝疾患がないか、
という精査が必要になる場合もあります。
こればかりは、どうしても治療しつつ数ヶ月~年単位で、
症状をみていかないとわからないので、
やはり主治医の先生と相談しながら、いつ検査に踏み切るか、
ということをよく話し合っていく形になります。
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
周期性発熱ですね。自己免疫疾患の亜系にもあたるのでなかなか不安になると思います。おこさんもなぜ熱がでるのかわからないのがつらいところですよね。
ストレスによる自律神経失調症などは考えられます。ただ熱の頻度がおおくなったり、口内炎がたはつしたりなど多くなる場合はステロイドなども使用するケースもありますので自己判断の中止はひかえつつ、経過を見ていきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
私は職業柄、最後の一行が気になりました。
医師ではないので、参考程度に聞いてください。
4年生から始まったということですが、それまでにも周期性というほどではなくても熱を出すことは多いお子さんだったのでしょうか。
私が気になったのは、学校生活で、気になることはなかったのかな、ということです。
このコロナ騒ぎで学校が休みだった時期にも発熱などはあったのでしょうか。
私が関わっている体調不良を訴える不登校のお子さんが、学校が休校になったことで自分だけが休まなくてもいいという状況になり体調不良がおさまったという例もあります。
また、うちの息子が保育園の時ですが、熱もなく元気にしているのに、保育園に行くと高熱を出し、連れ帰ると熱が下がるということを繰り返しました。検査をしても異常は見つからず、お医者様には精神的なものではないかと言われました。
その経験から、なにか精神的なものが隠れている可能性を疑ったのです。
一方ではお医者様の指導を引き続き仰ぎながら、他方では新学年の先生にもそのことをお伝えして、クラスの友達関係にも気を配っていただき、学校での居場所をきちんと確保したり、学習の下支えをしたりすることで精神的なよりどころを作っていきましょう。
もしかしたら5年生になり環境が変わったことで、好転するかもしれません。
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
タガメットのせいでだるいと言うようになったのか、周期性発熱のせいでだるいのであってタガメットのせいではないのか、私はどちらかというと後者ではないかと思いますが、疑問を感じながら服用させるのもつらいと思いますので、主治医の先生に、改めて「もしかしてタガメットがだるさの原因ではと思うが、違うのだろうか」と聞いてみられてもよいかと思います。できれば、お子さんは同席していない状態で、お母さんと医師だけで話をできると、お子さんが「この薬もしかして体に良くないの?」という気持ちにつながりにくくて良いかもしれません。
一般的にだるさの原因としては、
・疲れ、ストレス、季節に伴う体調変化、成長に伴うホルモンの影響
・体の中でのエネルギー消費が増える、体の中でのエネルギー処理や循環のどこかに問題がある場合 貧血、甲状腺・肝臓・腎臓・心臓など様々な臓器の問題など
・睡眠の質や量の問題
といったふうに、多くの原因があり、むしろあらゆる病気がだるさにつながりうるとも言え、絞り込みが難しい場合もあると思います。
おっしゃるとおり精神的な問題や心のつらさが体に現れることもよくあると思います。
引き続き主治医の下で体の調整を行いながら、ご本人がつらいと感じるような要因がないか、手助けできることがないかを考えていくということになるのかもしれません。